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こんにちは畑岡です。
今日も畑岡宏光:はたログをご覧いただきありがとうございます。
この服をご覧いただければわかるように、今日はまとめ撮りをしております。
今日は質問いきたいんですけど、その前に何か面白いネタがあればなぁと思ったんですけど、もうないから質問いきましょうかね。
これは北海道のMさんです。今まで何回もご質問いただきありがとうございます。今日の質問は結構答えるのが難しそうだけど頑張りますね。
じゃあちょっと質問の方を読み上げていきます。
知的興味の領域を広げることについて、畑岡さんはやり抜く力と知的領域を広げることをよく話されていますが、畑岡さんが納得する知的領域を深める深さはどのぐらいでしょう。ものによって異なるとは思いますが、どのぐらいのレベルで畑岡さんが納得されるのか知りたいと思いました。
またペットボトルの話を聞いた時はすごいなと思いましたが、他にはどんなことを深く調べられた経験があるでしょうか。それらが点から線、そして面に変わっていった経験などもあれば知りたいなと思いました。
どうぞよろしくお願いいたします。
こういう質問です。
知的領域を深める深さ
知的領域を深める深さというのは、僕の真相心理を見ていると一つの基準があるみたいで、おそらくその知識を人に話した時に、「よく知ってるね」って驚かれるとか、「すごいね」って言われるとか、「やっぱりちょっと違うね」っていう、そういった印象がつくレベルっていうところじゃないかな。
この前、島田信介が講義していたのをDVDにした、「新竜の研究」っていう企業家の中では有名な動画があるんですけれども、その中で彼が言っててすごく面白かったのが、「信介さんって何でも知ってるし、面白いですね」って言われると、例えば巨人の話しても阪神の話してもよく知ってるっていう、そういった話があって、それは何かっていうと、彼の場合は誰でも知ってることは言ってもみんな食いついてこないと。
例えば阪神で1番人気、2番人気で誰でも知ってる人よりも3番、4番ぐらいの人気で、「なんでその人なの?」みたいな、「なんでその人のこと知ってるの?」みたいなところを話す方がみんなが興味持ってくれるみたいなことをおっしゃってて、なるほどなと思ったんだけど、僕の場合はその1番2番飛ばさず、1番2番も全部調べていくんですけど、普通の人だったら1、2、3ぐらいまでを調べるなっていうレベルがあったとしたら、4、5とか、あるいは自分が好きだったら6、7ぐらいまでを深掘りしていくんですね。
例えば、素粒子理論っていうのも大体この言葉は皆さんご存知だと思うし、ちょっとインターネットで調べたなっていうレベルの方であれば、シュレディンガーの猫とかの実験とか、その辺りまでは調べてお話しされるわけだけど、そこまでいってさらにその先っていうのがやっぱりあって、難しい数式とか物理を先行しておかないとわからないっていうレベルではないんだけれども、もうちょっと深い領域のお話っていうのもあるわけで、じゃあそこを知ってると、素粒子理論の話したときにそこの話を言うだけで、「あの人ただ詳しいだけじゃなく結構精通してるんじゃないかな」なんて思われたりして、それが非常に良い印象につながる、あるいは一目置かれるっていうところがあるので、例えばその人が普通知ってるだろう、普通の話、飲み屋で会食で話をするであろうレベルの、さらに1段か2段ぐらいは深く調べるようにはしてます。
それが違いをもたらす違いなんじゃないかななんて思って、当然調べるのも好きだし、そういったところ、「これ他の人が知らんやん、これでも俺知ってるよね」っていうところがなんか楽しかったりするから、全部が全部じゃないですよ。
ただやっぱりペットボトルの作り方とかコカ・コーラどうやってできてんだよとか、戦車の再利用ってどうしてんだよとか、航空母艦の中どうなってんだよとか、鉄砲の仕組みはどうなってるんだよ、僕は機械も好きだからそっちの話よりますけど、例えばトランスミッションの仕組みってどうなってんだよみたいなところを簡単に説明できるレベル、しかも他の人が知らないレベルまでをグッと掘り下げていくといいんじゃないかなって思ってます。
それがすごく大きな基準になってますね。そこで納得するし、好きだったらもうそんなのは関係なくどんどん調べてはいくんですけれども、そんな感じですかね。
ただ基本ね、知らないことの方がやっぱり多いし、常に調べることだらけなんだけれども、自分が調べてみようと思った、興味が出たなって思ったことについては、普通の人が知ってるであろうレベルよりもちょっと深掘りしたところまでは調べて、何か話題が出た時に「こうだよね」なんてさりげなくそういったことを言って、他の人と違うところを見せつけたいみたいなね、ちょっといやらしいところがあるんですけれども、でもそれがね、「よく知ってますね」なんて言われていい印象につながるっていうところなんで、そこはものすごく気にしてますと言ってもね、知らないことの方が多いのであまり偉そうには言えないんですけれども、調べる時はそのレベルを意識しています。
他にどんなことを深く調べた経験があるか
次なんですけれども、「他にはどんなことを深く調べられた経験があるでしょうか」。
まあこれは機械モノ全般だよね、例えばそのさっきも言ったけどトランスミッション、マニュアルトランスミッションの仕組み、それからオートマチックトランスミッションの仕組み、ツインクラッチの仕組みとかああいうのはものすごく好きだし、あとはエンジン、エンジンにしてもね、4気筒のシリンダーの動きっていうのが自分が想像してたのと全然違ってて、なるほどとバランス取るにはこういう風な爆発のさせ方しなくちゃ、こういうシリンダーの配置にしなくちゃ、ピストンの動きっていうのがこういう風にならなくちゃいけないんだなっていうのが分かったりとか、まあそういったのはもう本屋に行って、例えばエンジンの仕組みみたいな本一冊、「図解エンジンの秘密」とかっていうのを買ってきて読むとか、あとはもう「図解兵器の仕組み」とかっていうのを見てね、戦車の走行っていうのはこうやって発達してきたのかとか、トマホークミサイルはこういうロジックで動いてるんだなみたいなことを調べてみたりとか。
それからあとは福野玲一郎さんっていうね、すごいオタクなオタクというか、機械物全般にものすごく詳しい作家の方、自動車評論家の方がいて、その方の本なんかはものすごく面白いので、この前もKindleで何か彼の本買いましたけれども、「人と物の産家」っていうやつかな、これかな、この「人と物の産家」っていうやつで、これってものすごくマニアックな、税関の仕事とか、あとはね、歴史を残したアリフレックスとか、こういった機械に対する愛がひたすら書いててめちゃくちゃ面白いんですね。
それこそ「ドットウルベラニアスの香り」って、これ僕が使ってるディフューザーもこういったところに紹介されてるのを見てやっぱり知ったんですけれども、これもすごく面白かったし、あとはこの「陸上自衛隊広報センター、立訓ランド見学記」とか、こんなのもあって、福野さんの本読んでると、これ知識がすごい広がるんですね。この中にうちで使っているオーブンの記事があってびっくりしたり、あとは僕が好きなゲタミヤデザインっていうところの記事があったりとか、すごいこれは面白いですね。
この畑岡ログ撮るのを中断してまた読んでみたくなるぐらい面白いんですけど、例えばね、うちのさっき言ったオーブンの部分は、うちはガゲナウっていう会社のオーブンを使ってるんですよ。「キッチンの夢、ガゲナウのオーブン」なんて書いてますけれども、これですね。ちょっとこれはもう本当にフェチかっていうぐらいものすごく細かいところまで予備できているオーブンで、過剰な性能なんですけれども、ローストビーフ作ったらめっちゃ美味しいってそれだけのことなんですけど、そういったものを買ってたりとかするんですけれども、とにかく機械物中心にあらゆることを調べますね。
あとは物理、化学、生物あたりはとっても好きなので、あとは自分の商売につながるパソコン、コンピューター、それから電池、そのあたりのことは好きなので大体よく調べてますね。
点が線に、線が面になった経験
あとここからが大事かな。「それらの知識が点から線、そして面に変わっていた経験」っていうのは、これは何個か事例出して説明しますけど、Mさんとは僕今ちょっとお仕事してるじゃないですか、あれなんかまさにそうだと思いませんか。
例えば僕はちっちゃい頃からラジコンが好きでした。最近というか5、6年前から本格的にカメラもしました。当然ラジコンとカメラが好きなのでドローンにも行きました。ドローンの趣味に応じてそれをビジネスに展開していきました。っていうのがあるじゃないですか。
最初はラジコンがちっちゃい頃好きだったっていう点。大人になってからは写真を撮るっていう趣味が点でできた。それがちょっと結びついてドローンが大好きになった。そのドローンっていうのが今度ビジネスになっていった。これってまさに点が線になって面になってるっていうことだと思うんですけれども、そういったところで今回ビジネスになったっていうところで、これまさに点が線になって面になる。それも数十年かけてですけれども、なってますよね。これなんか非常に典型的な面白い点が線になって面になったっていう事例だと思うんですけれども。
もう一つ挙げると、例えば僕これ最初入った会社、サラリーマンが嫌で嫌じゃなくてすごいしんどかったんだけど、幸いそこでパソコンの操作の仕方っていうのは、あるいはパソコンにすごい近いところに入れたんで、すごい嫌な会社だったけど、パソコンのノウハウ技術を習得したっていうのは一つの点だったんですね。点だったんです。
それがきっかけで、インターネットを2000年くらいからはものすごく使うようになってて、その時にヤフオクで何か自分の家の不要品を売ってみた。じゃあちょっとだけお金が普通のリサイクルショップに出すよりも入ってきたっていう経験で面白いなっていった点ができた。
そのヤフオクを使ったっていうのと、パソコンのノウハウがすごくあった。すごくあったって言い過ぎだけど、他の人よりも普通の方よりも詳しかったみたいなところがあったから、それがやがて結びついてオークションでの商売になっていくと。オークションの商売になっていって、さらに僕は物を書くのがものすごく好きで、たまたまそこでパソコンのブラインドタッチっていうのを、大学生の時の論文書くのに自分の字が汚すぎて見るのも嫌だったんで、タイプした方がいいなということでブラインドタッチ練習したんですけど、ブラインドタッチすることで文章を書くのも好きになってたっていうのもあって。
だから大学4回生の時の論文を書いた時にブラインドタッチを習得した。最初入った会社はもうしんどくてしょうがなかったけど、そこでパソコンの技術を習得した。それから2000年の6月にヤフオクが出てきた時に、家の不要品を処分したらちょっと高い、思ってたよりも高い値段で売れて嬉しかったみたいな、この3つの点があって、それがやがてインフォストア、情報販売のプラットフォームを作るきっかけになっているわけですよね、ベースになっているわけです。
そこでもう1個の点があって、たまたまセミナーに出た時にある会社の社長さんと名刺を交換したっていうのがあって、知り合って、そこで飛行機の話とかでも盛り上がったっていうのがあって、その方はジャンボのパイロットもされてたんで話が盛り上がったと。その4つの点が結びついて、インフォストアっていうのができた。ちっちゃな点が長時間かけて、そういったインフォストアという、日本初の情報販売プラットフォームに結びついて、やがて面が立体になったと。
さらにそれが、僕のブランディングっていう言い方はちょっと好きじゃないけど、それが畑岡さんが最初に日本で始めて、情報販売っていうのを大きくしていた人っていうところで、ブランディングになって、そこからまたそれが一つの大きな点、立体にはなってるけど、それがまた大きな点になって、次の商売に結びついてるみたいなところがあるわけですよね。
だから、例えばパソコンの知識、ブラインドタッチの知識、それからセミナーに出て何気ないお話をするとか、そういったところが新たなオークションを使ってみるとか、ほんのちっちゃな経験とか、自分がちょっと頑張って身につけた、その時には点でしかなかった、目先の問題を解決するために身につけた知識が、将来的に大きなビジネスに結びついているっていうところがあるんで。
小さな点を増やすことの大切さ
そういったことを考えると、無駄になる点はほぼないし、もうちょっと言うのであれば、ちっちゃな点っていうのをいっぱい作ってると、どうしてもそれがどっかでやがてちっちゃな線になって、長い線になって、やがてちょっとした面になって、大きな面になってっていうのはあるから、例えばやらなくちゃいけないのは、とにかく点をいっぱい作ることだと思ってて、知的興味の領域を調べて、いろんなことを詳細深いところまで調査していくっていうのもそうだし、セミナーに出るっていうのもそうかもしれないし、畑岡会議に入ってらっしゃる方だったら、いろんなイベントに参加してみるっていうのもそうかもしれない、あるいは今までバーベキューやったことなかったけど、やってみるっていうのもそうかもしれないし、家のリフォームするときに、そのリフォームを設計師さんに当然任せるんだけど、そこに自分の意見を入れて突っ込んでいくとか。
例えば僕は床材とか木の種類は他の人よりも詳しいんですけれども、それはこの前家のリフォームするときに相当調べたからなんですね。だからそういったところにも、自分が関われるところとか、自分が何か経験できそうだったら、そこはできるだけ深く突っ込んで、次回のイベントで突っ込んでいったら、それがちっちゃな点になって将来に結びついていくので、ちっちゃな点をできるだけ集中して、たくさん作っていくっていうのかな、そういったイメージは大事かなというふうに考えています。
はい、どうでしょうか。
そうそう、例えばリフォームもそうやって自分で調べて、例えば僕は床材はホンカリンっていうのがものすごく好きだし、キッチンにはブビンガーっていう木の芽のものを入れて、ちゃんと作り込んでいたわけなんですけれども、例えばそういった話をしていると、この前お友達の紹介で大きな材木屋さんに行った時に、「実は僕ホンカリンで床張ってて、7.5センチの標準が嫌だから9センチにしたんです」とか、「本当は15センチにしたかったけど、15センチだと30畳ぐらいのリビングだったらちょっとまだちっちゃいから、それはちょっと太すぎる」っていうことで、うんのみたいな話をしたらやっぱり材木屋さんも喜んでくれて、いろんな話をしてくれるわけですよね。
そこでまた話とかつながりっていうのが太くなるんで、リフォームの時に自分も深く関わって、いろいろ調べてよかったなって、またそこの材木屋さんでいろいろお話することで、またそのつながりが太くなったからすごい良かったと思うし、そのつながりで将来それがビジネスになるかもしれないから、どんなちっちゃなことでも調べてて、それを意識するし何かかわらず、ちっちゃい点作ってたらそれがせいになるから、そういったところを意識していればいいんじゃないかなって思ってます。
今日はもういきなりパッと本質問残ってると思って回答しましたけど、自画自賛になりますけど、意外といい話ができたと思います。
じゃあ今日はこれぐらいにしましょうかね。
今日も畑岡ログをここまでご視聴いただき、本当にありがとうございました。
また次回もお楽しみに。